それはただのサービス残業さ

それはただのサービス残業さ

川又だけど瀧川一郎

看護師の場合、勤務の形態が他の職業に比べて特殊な体制であり、勤め先によっても変わります。現場では一般的に、2交代、もしくは、3交代のシフト制になっているという病院が大半です。2交代制が3割、3交代制が7割となっていて、3交代制を取り入れている病院が多いです。しかしながら、2交代制の方が休みが多く取れるため、2交代制の方がいいと考える看護師も多いことでしょう。
看護師は、16時間などの当直により長い拘束時間となっていて、仕事中に仮眠をとることが可能です。月に8回までと国の指針によって決められていますが、限度を超えてしまうことも多いです。勤め先の勤務形態によっては、規則的な生活を送れなくなったり、過労になりやすいのも、看護師が高い割合で離職していく理由の一部と思われます。
看護師の国家試験に合格することよりも、断然、看護学校を卒業する方が難しいと感じる人も多いのです。看護学校はそれほど厳しく、レポートの提出がちょっとでも遅れたり、テストに通らなかったといったちょっとしたことで留年が決まってしまうようです。それほど厳しい学校を卒業し、国家試験にも受かった人には、できることなら、看護師の仕事をしてもらいたいですね。
看護師免許を得るには、何通りかの道があります。看護師免許を取得するには、国家試験を受験しなくてはなりませんが、いきなりは試験を受けさせてもらえません。受験資格を手にするために看護専門学校(3年間)とか看護系の短大(3年間)でなければ、看護系の大学のいずれかで、看護を学ぶ必要があるのです。
高校進学の際に衛生看護科を選ぶと、他の方法よりも早く、国家試験の受験資格を与えられるので、看護師の資格を得るのが、一番早いでしょう。ただ、途中で進路変更を考えても変えることは難しいです。さらに、最短5年で試験の受験資格を得られるのですが、短い準備期間のために試験勉強や実習が不足して合格が困難という側面もあります。
ナースが仕事を変えよう思うときは、ウェブで人材紹介サイトに入会するのも有効です。ナース向けの仕事紹介は、職安や求人雑誌には紹介されないことがたくさんあります。ところが、ネットの看護専門職向けのキャリアサポートサービスだと、非公開案件の転職情報を閲覧できるだけでなく、求人元を「気風」という点からも検討できます。できれば避けたい勤労条件に関するやりとりを任せられることもあるようです。
ナースが仕事を変える時のステップとしては、契約内容でどのような点を大切にしたいのかをとりあえず明らかにしておきましょう。夜間に働くのは避けたい、プライベートの時間は十分確保したい、患者さんの息をひきとる場は遠慮したいなど、リクエストには個性があります。看護職員の価値は市場では高い状態なので、負担になる労働環境で我慢して勤める必要はないのです。
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ナースが仕事を変えるキッカケとしては、看護スキルの向上を前面に出すのがお勧めです。過去の仕事場の人とうまくいかなかったからとか、勤務内容に対し給与や休暇、福利厚生などが不十分だった等、デメリットがきっかけだと先方に伝わると、わざわざ株を下げることになります。それがいくら事実であろうと素直に明かす意味もありませんので、積極的な姿勢で求職していることを表明してください。
ナースが仕事を変えるときに、立ち止まってしまうのが志願の根拠です。どうしてこの仕事場がよいのかを好ましいイメージを持たせるように伝えるのはそう単純なものではありません。たとえばお給料が良くなるとか、しっかり休みが取れるとか労働条件のメリットを出すよりは、看護職員の専門性をブラッシュアップしたい等の、やる気を印象付ける言い方をしたほうが採用に結びつきやすいと思います。
一般的な場合と同様に、看護スタッフが別な勤務先にエントリーしたときも、採用・不採用の鍵を握るのが就職面接です。面接者の評価が良くなければ、看護職員を望む職場が多い現状でも不合格になる可能性があります。言うまでもありませんが、勤労条件が高い水準にある勤め先だと志望する人もそれだけ集まりやすいということですので、緊張感を失わず不足なく対策をたてて面接試験に行くようにしてください。爽やかな雰囲気を演出する出で立ちで、明朗快活に返答するように心がけましょう。